今日から三連休が始まりました。風も弱く穏やかな晴天が続いている八丈島です。
昨日ご一緒に八丈富士を登られたお客様と今日は唐滝・硫黄沼へ行ってきました。
センニンソウがあちこちで見られます。今が旬ですね。
フウロソウの仲間でしょうか?ゲンノショウコのような可愛い花も咲いていました。
イヌビワは雌雄異株で、雌花序は初夏に、雄花序は秋に実が成るそうです。
葛の花が足元に落ちているのを見つけると、その度に見上げて葛はどこだろう?と探します。
明日葉は花が咲き終わり、実が出来始めています。
汗をかきかき硫黄沼まで登ってくると落ち葉が沼面にたくさん浮いていました。
見上げると谷間の上には青空が。
ツクツクボウシの鳴き声もあと少しで終わってしまうと思うと切なく成るものですね。
秋の七草のオミナエシ科の花が見られました。
唐滝まで登ってくるとシチトウメジロの群れが木々の合間をコソコソと話しながら飛び交っていました。
滝壺ではシオカラトンボやネキトンボが飛び交い、アカハライモリの幼生がたくさん見られました。
見上げると青空が広がります。
高村光太郎の「智恵子抄」に「あどけない話」というのがあるけれど、
唐滝で空を見上げる度に思い出すのです。
お接待で文明堂のカステラ巻きを頂きました。
昔々、文明堂のカステラのコマーシャルを思い出します。
美味しかったです!ありがとうございました。
万葉集では、ツユクサ(露草・月草)を詠んだ句が9首あるそうです。
万葉人は、ツユクサの露を思い焦がれる人への気持ちが届かない涙に例えて詠ってきました。
露草の青さが儚さを一層誘うように思われました。
無事に下山してむかしの富次朗でご褒美アイスを頂くとズボンに「ひっつき虫」が付いています。
調べてみると「ヌスビトハギ」だそうで、秋の七草「萩」の種類のようです。
ヌスビトとハギにはどんな関係があるのだろう?と考えを巡らせるひと時でした。
二日間ガイドを担当させて頂きまして、ありがとうございました。
楽しい時間に感謝申し上げます。お接待もありがとうございました。
これからも山歩きを楽しまれて、いつまでもお元気に野山の花を愛でて頂ければ嬉しく思います。
感謝感謝の二日間でした。また季節が変わりましたら、八丈島の花々を愛でにいらして下さい。