今日の天気図は日本列島が高気圧に覆われて、全国的に晴れ予報でした。
八丈島も「あっ晴れ!」という位の秋晴れの登山日和になりました。
八丈富士登山口からゆっくり登り始めるとマムシグサ(シマテンナンショウ)の実が赤くなり始めていました。
東海汽船の橘丸の汽笛が鳴り、まるで良い一日の始まりだよー!と教えてくれたようでした。
イタドリの花がモシャモシャと咲いています。ラセイタタマアジサイやガクアジサイの花は終わりです。
ハチジョウススキが風に揺れて、手を振ってくれているようでした。本当に美しいです。
稜線まで登ってくると絶景のお鉢が顔を見せてくれました。風は穏やかです。
お鉢巡りの注意事項や目的をお話させて頂き、いざ山頂に向けて登っていくと、
イズノシマダイモンジソウ、ハチジョウアキノキリンソウ、センブリなどの秋の花が出迎えてくれました。
八丈小島もくっきりはっきりその美しい姿を見せてくれました。
小穴の中ではヤマグルマの緑が風に揺れていました。
遠く見渡すと御蔵島が見えました!青ヶ島は見えることが多くありますが御蔵島まで見えると嬉しいですね。
足元ではハチジョウコゴメグサやヤブコウジ(十両)がツゲの葉陰でこっそりとこちらを見上げていました。
お鉢巡りを終えて身も心も清められて、いよいよ浅間神社へ下りていきます。
ハチジョウアザミには沢山の虫たちが顔をつっこんでいました。
シュスランの花は終わろうとしていました。池塘も秋の趣です。
ユズリハやミズヒキ、蛇苔やサルオガセなどを観察しながら歩を進めていくと浅間神社に到着です。
帽子を脱いで、木花之佐久夜毘売に手を合わせました。ありがとうございました。
妃榊は黒い実を付けています。アリドオシ(一両)やカジイチゴや明日葉の陰にイシバサマがあります。
八丈島の昔の信仰だそうです。お客様はお賽銭を上げていらっしゃいました。ありがとうございます。
ガイドはお胎内通りの儀式を終えて、小穴を覗き込むとヤマグルマとさっき歩いてきた稜線と青空を望めました。
下山道ではハチジョウススキやノコンギクやミズスギを観察しながら無事に下山すると
オオカマキリが出迎えてくれました。可愛らしい目でじっとこっちを見つめられると困ってしまいますね。
ふれあい牧場からはANA二便が飛び立ちました。振り返ると雲ひとつない八丈富士が聳えています。
黒毛和牛さんたちが午後の日向ぼっこをしながら昼寝をしていました。平和な風景でした。
今日のお客様は、優しい受け答えでガイドの長話を終始聞いていて頂きました。
とても感謝申し上げます。ありがとうございました。
日頃の疲れを島の自然と温泉と緩やかな時間が癒してくれますように。
また八丈島へおじゃりやれ〜!感謝感謝の八丈富士登山でした。ありがとうございました。