日本列島には二つ玉低気圧が通過し、各地で荒れた天候になっていました。
八丈島は二つ玉低気圧の太平洋側にある低気圧の目の中にあり、朝は穏やかな天気でしたが、
どんどん風が強くなり、午後には雨が降ってくる予報でした。
13時までに下山できるように配慮して、八丈富士に登ることにしました。
登り始めると高度を上げる程、ガスが周りに広がって、風も強くなってきました。
ヒダリマキマイマイを2匹見かけました。鶯の声も聴こえていました。
稜線まで登ってくると風が強くなっていましたが、雨は降り出していませんでした。
休憩も早々に山頂を目指すことにしました。
体をやじろべえのようにバランスをとりながら低い体制で歩を進めます。
ハチジョウアキノキリンソウ、イズノシマダイモンジソウ、センブリ、ヤブコウジ(十両)が元気をくれます。
ガスと強風で海もお鉢の中も見えませんでした。小穴のヤマグルマなんてどこへやら。
その分、身も心も清められたお鉢巡りになりました。
浅間神社への参道傍の池塘は、水かさを増していました。ようやく池らしくなったように見えました。
石斛やシュスラン、サルオガセやツルリンドウなどを観察できました。
無事に浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせることができました。イシバサマが鎮座しておられました。
ここでも小穴の中はガスで何も見えませんでした。
雨が降り出す前にと早々に下山し始め、最後の10分位でパラパラと降り始めました。
何とか土砂降りにはならずに済みました。
ふれあい牧場ではいつもお世話になっている方から温かいコーヒーを分けて頂きました。
感謝感謝です。身も心も温まりました。
ランチは一休庵へ。明日葉うどんで温まりました。
優婆夷宝明神社では祭礼が行われていて、提灯が風に揺れていました。
優婆夷姫と古宝丸にお礼を伝えることができました。ありがとうございました。
玉石垣と大坂の展望を経由して、裏見ヶ滝へ。
ヘゴやフェニックスロベレニーやスダジイなどを観察しながら、滝を散策できました。
シダ類や苔類が多く観察できました。
二日間の感謝を込めてラカにオリを唱えさせて頂きました。ありがとうございます。
みはらしの湯で汗を流して、南原千畳岩海岸、宇喜多秀家と豪姫の碑を経て、八丈島空港で解散しました。
二日間どんよりとした雲に覆われた天気でしたが、ひどい雨には降られずに済みました。
遠くから八丈島までご来島頂きまして、ありがとうございました。
13回目のモンベル・アウトドア・チャレンジを無事に終えることができました。
山談義がとても楽しい二日間でした。