皆様、メリークリスマス!
昨夜は、「Flightradar24」のアプリで地球を見るとサンタクロースが飛び交っていました。
今日は前日からご来島頂いているお客様と一日エコツアーを開催しました。
一週間ほど前の天気予報よりは予報が良くなりましたが、今日は雨雲が近くを何度か通過する予報でした。
東海汽船の黄色い橘丸が底土港へ向けて到着しようとしていました。
沖に停泊中の船のすぐ側でザトウクジラのブローが上がっていました!
島の東側はベタ凪で、鯨を見つけやすい状況でした。
登龍峠まで登ってくると橘丸は底土港に到着していて、約10時間の船旅の疲れを癒していました。
御蔵島と三宅島がくっきりと見えていて、ザトウクジラのブローも見つけることができました。
ポットホールは、南万年もの地球の営みの間に窪みにあった石が転がり、周りの岩盤を削ってポコポコと穴が連なっている場所です。地質、傾斜、雨量などの自然環境が作り出した景観が見られます。
ポツポツと雨が降ってきました。足元がぬかるんでいたりすることもあり、少しだけ森に入るだけにしました。
コウズシマクラマゴケが飴を喜んでいるようでした。
汐間海岸ではサーファーがクリスマスの海に入っていました。海の中は暖かく水温は22℃位あるようです。
洞輪沢港ではイルカの群れが見られました!同時にザトウクジラのブローも上がりました!
クリスマスにクジラなんて、サンタクロースも粋なプレゼントを持ってきてくれました。
末吉地区ではコロナ禍が明けて初めての御神輿が出ていました。
この地区は島の中でも一番人口減少が進み、過疎化が進んでいる地域です。
神様に声が届くように男集達が声を出し合って、お神輿を担いでいました。
少しでも活気が戻ってきて欲しいと願いながら、道端から応援させて頂きました。
名古の展望には、第十六震洋特別攻撃隊の碑があります。
震洋艇は、木製のモーターボートに爆薬を積んで敵艦に突っ込む特攻隊の部隊です。
若干17-18歳の若い精鋭部隊だったと記載があります。
八丈島は戦場にはなりませんでしたが、特攻隊の方々の気持ちを慮りました。
裏見ヶ滝では、雨に濡れたヘゴが美しく見えました。
滝量は少なめでしたが、マイナスイオンが感じられ、ラカにオリを唱えさせて頂きました。
薮椿の花が落ちていたので柵に乗せてみました。ハチジョウシダが綺麗でした。
ランチは、八丈ストアで島寿司などを購入して、大潟浦園地の石小屋で食べることにしました。
ここでも潮を吹くザトウクジラが見られ、美味しいランチになりました。
その後、南原千畳岩海岸を散策し溶岩の上を歩いてみました。宇喜多秀家と豪姫の碑で関ヶ原からの歴史にも触れました。
優婆夷宝明神社は、島の総鎮守様です。
伊豆諸島を納めた事代主命の八人の妃の一人である優婆夷姫とその子、古宝丸が八丈島にやってきました。
事代主命は、出雲国の大国主の息子で、日本国を瓊瓊杵尊に譲って自らは伊豆諸島を納めました。
神社の正面の立て看板では、三宅島で亡くなったと記載があります。
島人はお正月に参拝に来ますが、今日はクリスマス。
新婚旅行リベンジの旅でいらしたお客様とクリスマスの参拝をさせて頂きました。ありがとうございました。
玉石垣、大坂の展望に立ち寄ってから黄八丈染め元の「める工房」へ。
江戸時代幕府に年貢として納めてきた黄八丈について学びました。
宇喜多秀家の住居跡とお墓を巡り、民芸あきでお土産を買って、今日のツアーを終了しました。
ザトウクジラやイルカが観察できたクリスマスになりました。
遠くから新婚旅行リベンジにいらして頂いたお客様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
クリスマスにお二人の優しいお人柄と支え合う姿に心を打たれた二日間になりました。
お身体に気を付けて、良いお年をお迎え下さい。感謝感謝です。ありがとうございました。