昨日は南岸低気圧が通過して、東京都内でも雪が降り積雪となりました。
八丈島は雨と風が強く、雪にはなりませんでした。
今日はANA一便でご来島されて、ANA三便で羽田空港に戻られるという日帰り八丈島のお客様でした。
天気は昨日の南岸低気圧の残雲があり、時々雨が降る予報が出ていました。
幸運なことに朝の空港からは青空が見えていました。青空が出ているうちに牧場に行くことにしました。
ふれあい牧場では、黒毛和牛の雌が柵から出ていました。
春の陽気に牛もついつい柵から出て外の世界に探検に行くのかも知れません。
南方には青ヶ島が見え、振り返ると八丈富士がどーんと自分達を見下ろしていました。
鶯と日本の黒鳥である雉(キジ)の声が聞こえていました。
陣屋跡の玉石垣では小雨が降り出しました。
膨大な数の玉石を海辺から運んだ流人の方々の汗と涙の結晶といつも感じています。
服部屋敷は江戸時代に約1,800人やってきたと言われている流人と船乗りを管理していた御屋敷でした。
中には源為朝の絵や咸臨丸が運んできた漆器や箪笥や刀などが展示されています。
福澤諭吉の写真も見られます。勝海舟の直筆の書が残っているようですが、勝海舟自身が八丈島に来たかどうかはよく分かっていないようです。
八丈太鼓を叩いてショメ節を踊り、全国からやってきた流人を迎えたのでした。
そのお返しに流人達も自分達の出身地の踊りを踊って交流をしたそうです。
島人は快く流人達を受け入れてきました。流人から多くを学ぶことができ、村々の仕事の助けになるからです。
黄八丈染め元の「めゆ工房」では、親しくして頂いている家主から貴重な話を伺うことができました。
お勧め頂いたパプアニューギニアにはいつか足を運びたいと思いました。ありがとうございました。
裏見ヶ滝では森に日差しが差し込んでいました。マイナスイオンの空気が美味しいです。
とても神聖な気持ちになれて心が洗われました。滝の神様や天狗様に感謝しました。
ヘゴ、フェニックスロベレニー、シマテンナンショウ、薮椿、シチトウスミレ、スダジイ、アオノクマタケラン、モンステラ、リュウビンタイ、ハチジョウシダなどを観察しました。
足湯きらめで足湯に浸かっていると沖合にザトウクジラのブローが上がりました!
ここで見れたらいいな〜と思って立ち寄って正解でした。今日は恵まれた良い日です。
ランチは「いそざきえん」で美味しい島料理を頂きました。
大坂の展望を経由してから優婆夷宝明神社に参拝しました。ここは八丈島と青ヶ島の総鎮守様です。
出雲大社の神様「大国主命」の子の「事代主命」の8人の妃の一人「優婆夷姫」とその子「古宝島」が祀られています。
宇喜多秀家の住居跡とお墓をお参りしてから南原千畳岩海岸へ車を走らせると、お客様がザトウクジラのブローを発見!!
溶岩の上を散策しながらも鯨のブローや背中があちこちに見られました。
最後に宇喜多秀家と豪姫の碑を巡り、関ヶ原の戦いの後、離れ離れになってしまった二人の想いを慮りました。
今日は日帰りで弾丸八丈島の旅に来て頂きまして、本当にありがとうございました。
ミャンマーのコーヒーもいつか飲んでみたいと思います。お客様の会話からその優しさが滲み出ていました。
また八丈島へいらっしゃることがありましたら、ぜひ八丈富士や三原山、唐滝・硫黄沼、大滝やポットホールなどをご一緒できたら嬉しく思います。
また八丈島へおじゃりやれ〜!ありがとうございました。