昨日までの暴風雨は収り、天気は奇跡的に回復しました!
時折雨雲が残っていますが、森を歩けるレベルでした。
この日は森を散策したいというご希望を頂いていました。
お客様とお話してポットホールと沢の小径に行くことにしました。
登龍峠からは八丈富士と八丈小島を望めました。
青空も見えていましたが東側の海は時化ていて、東海汽船の船は欠航でした。
ポットホールまで行くと昨日までの雨で沢の水量が増えていました。
ひんやりとした沢筋の空気が美味しく感じられました。苔類やシダ類が喜んでいるようでした。
コウズシマクラマゴケ、ヒノキゴケ、アリドオシ(一両)、アオノクマタケラン、アオキ、明日葉、ヤブツバキ、ツワブキ、蛇苔、スダジイ、ヤブコウジ(十両)、ミズスギなどが観察できました。
洞輪沢港を経て汐間海岸へ行ってみると、波が高くサーファーは居ませんでした。
ザトウクジラを探してみましたが、ここでは見つけられませんでした。
沢の小径は、島民も観光客もほとんど来ません。
ここは沢沿いのヘゴを観察しながら、静かな森歩きができます。
アカハライモリがたくさん見られました。雨が降ると彼らもノコノコと陸地を歩き回ります。
ヘゴはシダ類の王様です。八丈島が日本の自生地の北限だそうです。八丈島より北には自生していません。
ヘゴの新芽が象の鼻のように伸びて来ていました。植物の力強く生きるパワーを感じられます。
ノシランの紫色の実が垂れ下がって目立っていました。
小雨が降って来ましたが、気になるほどではありませんでした。
とても美しい森の散策時間となりました。ありがとうございました。
最後にザトウクジラが見れたらいいな〜と思って、足湯きらめきに行ってみました。
暫く穏やかな海を眺めていると、ブローが上がりました!3〜4頭は居るようでした。
とてもラッキーなエコツアーになりました。
大田区からのお客様は八丈島へ44年前に来たことがあり、還暦祝いで再度八丈島へ来て頂いたそうです。
ガイドの出身地とすぐ近くの街からのご来島と分かり、とても親近感が湧きました。
とても嬉しく思いました。本当にありがとうございました。
還暦おめでとうございます!これからもお身体を大事にされて、過ごされて下さい。
また機会がございましたら、八丈島へいらして頂ければ嬉しく思います。ありがとうございました。