◉八丈富士コース(旅行会社ツアー)開催

天気は風が収まり最高の登山日和となりました。
今日は前日のお客様と八丈富士に登ってきました。

八丈富士登山口から登り始めるとシチトウスミレが迎えてくれます。
ウグイスたちもあちこちで「ホーホケキョ」(法・法華経)と経を唱えていました。
ハチジョウキブシや妃榊、ラセイタタマアジサイやガクアジサイ、ユズリハやウラジロなどを観察しながら標高を上げていきます。
稜線まで登ってくると御蔵島、三宅島、式根島などが見えました。
よくよく目を凝らしてみると、何と!富士山が見えるではないですか!!
霞か?雲か?富士山か?とみんなでじっと目を凝らして見つめてみると、確かに富士山でした!
八丈富士から富士山を望めたのは、ガイドも二度目です。とても貴重で幸せな登山となりました。

お鉢巡りの歩を進めると昨日降った霰が足元に溜まっているところがありました。
そう言えば、前日の三原山からの下山でも霰が降りました。あれですね。
ヤブコウジ(十両)が柘植の陰に赤い実を付けています。

無事に伊豆諸島最高峰の八丈富士854.3mに登頂。
お鉢巡りの目的は、身も心も清めることにあります。
下界では、人は誰でも悩み事や煩悩がありますが、一歩一歩お鉢巡りの歩を進めることで足元に集中します。
そして悩み事や煩悩を忘れていくのです。
そして身も心も清まった身体で、浅間神社の木花之佐久夜毘売に会いに行くわけです。

お鉢巡りを一周すると登山靴のソールが剥がれたお客様がお二人いらっしゃいました。
ファーストエイドキットから包帯を出して応急処置をしました。
ガイドの経験では、包帯や三角巾などの布が一番良いです。
ガムテープは濡れたり泥や岩で徐々に切れてきてスポッと抜けてしまいます。

浅間神社の参道では、シュスランやシシラン、ツルリンドウや石斛、サルオアガセなどを観察。
池塘ではニホンアカガエルの卵とお玉杓子が泳いでいました。
無事に浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせることができました。ありがとうございました。

無事に下山して、ランチは「厨」さんへ。天麩羅を明日葉うどんの細切りを頂きました。ごちそうさまでした。

フリージア畑に寄りました。黄色や白はほぼ全開です。紫色も咲き始めています。ピンクはまだこれからです。
辺り一面にフリージアの香りが漂い、眼前にはさっき登った八丈富士がドーンと居座っていました。

富山からのお客様に県の花を教わりました。チューリップだそうです🌷
一つ勉強になりました。ありがとうございました。

ふれあいの湯と民芸あきに寄って、八丈島空港でお別れしました。
この度は、遠く北陸の地からご来島頂きまして、ありがとうございました。感謝感謝の二日間となりました。
立山や劒岳や薬師岳に登った思い出が蘇りました。
今度はガイドが大日岳や裏劔そして白山へ伺わせて頂きます。その節は宜しくお願い致します。

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