天気予報では、午後1時位から雨が降り始めて、午後は雨の予報でしたが、朝から霧雨が降っていました。
八丈富士はガスの中で一日ガスが抜けそうもありませんでした。
今日は島をぐるっと巡る一日エコツアーを開催しました。
朝の南原千畳岩海岸は低い雲が垂れ込めていました。
黒潮の海は藍色に輝き、宇喜多秀家と豪姫は今日も沖を眺めていました。
優婆夷宝明神社に参拝すると蘇轍の新芽が若々しく伸びていました。
センダンの花はそろそろ終わりを迎えていました。
玉石垣を経て、横間海岸を経由し、大坂の展望へ。
八丈富士には低い雲が掛かっていましたが、雨はほとんど降っていませんでした。
上空にはたくさんのアマツバメが飛び交っていました。30羽以上いたように思われました。
黄八丈染め元のめゆ工房で、江戸時代幕府に税として納税してきた黄八丈について学びました。
竹下夢二の「黒船屋」の絵が有名です。昭和天皇のお元気な姿も印象的でした。
裏見ヶ滝を散策するとここ数日の雨の影響で滝は爆滝となっていました。
森にはイイジマムシクイやモスケミソサザイの声が響いていました。
マイナスイオンをいっぱいに吸って、オリを唱えさせて頂きました。
ヘゴとハチジョウシダが雨露に濡れて美しかったです。
足湯きらめきで沖を眺めると青ヶ島を望むことはできませんでした。
それでも波はベタ凪。いつもの沖を眺めている島人がウミネコとオオミズナギドリを眺めていました。
名古の展望ではマルバデイゴの花芽が膨らんで来ていました。
アマツバメが飛んでいました。ここでも雲が低く垂れ込めて、青ヶ島は見えませんでした。
洞輪沢港から汐間海岸へ車を走らせました。ここは海が間近に感じられ気持ちの良い場所です。
胸の青いイソヒヨドリの雄が海を眺めて黄昏ていました。
ランチはお客様のご希望で「いそざきえん」へ。美味しい島の幸を頂きました。
お客様は「黒潮料理」、ガイドはお刺身を頂きました。
食後は、ポットホールへ。
こん沢林道を進むと、シギの子供が道路に座り込んでいました。まだ上手く飛べないようでした。
近くで母親が見守り、林の方へ子供を導きます。
これから頑張って生きていけますように!応援する気持ちでいっぱいでした。
ポットホールへ到着するとまだ雨は降っていませんでした。
これはチャンス!と思って、少し早歩きで霧が煙る森を散策しました。
イイジマムシクイの声が沢筋に響きます。霧の中で幻想的な森を歩くことができました。
アリドオシ(一両)の白い花が可愛かったです。
登龍峠から八丈富士を望むといよいよ降り出しそうな低く垂れ込めた雲が掛かっていました。
歴史民俗資料館では島の歴史を伺えるビデオを観ることが出来ます。
今日一日ガイドがご説明させて頂いた話と同じ話がいくつも出てきて、お客様も復習になったようです。
八丈植物公園を経て空港へ送らせて頂きました。ANAの最終便も無事に到着。一安心でした。
今日は一日エコツアーにご参加頂きまして、本当にありがとうございました。
何とか天気も持ってくれた感があり、ホッとしました。
遠く静岡県からのご来島で、ガイドが所属しているNPO法人静岡山岳自然ガイド協会のお話もさせて頂きました。
ガイドも南アルプス南部の日本百名山に登る時には、静岡駅から登る予定です。
また機会がございましたら、八丈富士に登りに来て頂ければ嬉しく思います。
心より感謝感謝の一日でした。ありがとうございました。