季節は神無月に入りました。
全国の神々は出雲国に集結し、来年の諸々の事由について話し合いを行っています。
八丈島は台風17号が島の東側を通過し、降ったり止んだりの天気でした。午後には天気が良くなる予報でした。
朝一番で向かったのは、島の総鎮守様の優婆夷宝明神社でした。
神主さんが神無月初日の神事を行なっていました。
優婆夷姫が不在の間、島を守って下さいと祈っているのでしょう。
センダンの木に共生している石斛に季節を取り違えた花が咲いていました。
玉石垣、横間ヶ浦海岸、大坂の展望を経て、服部屋敷へ。
ここは江戸時代に約1,800人も流されてきた流人とその船乗りを管理していた服部家の屋敷跡です。
樫立の手踊りと八丈太鼓を鑑賞しました。
全国から流されてきた流人の方々と島人が、踊りをしながら交流を深めていたと思うと、
今も昔も宴会やお酒の場で親しくなるなるものなんだと感じました。
黄八丈染め元のめゆ工房で黄八丈について学びました。ここは昭和天皇がいらっしゃった場所でもあります。
また、八丈島の名前は黄八丈から来ているという説が有力です。
裏見ヶ滝では、キセル貝の仲間がキノコを食べていました。
森の中でヘゴが美しくその存在を表現し、瀑布の中に滝の神様の息吹を感じたように思いました。
ランチは、スーパーでお弁当を買って車の中で頂きました。
ジャージーカフェに寄ると昨日のお客様と偶然にお会いしました。
同じ南方位が吉という理由でご来島されたお客様にご縁を感じざるを得ませんでした。
薬師堂でお水取りもして、薬師如来様に手を合わせました。
雨上がりの南原千畳岩海岸では、浜香が紫色の花を咲かせていました。
お線香の香り付けに使われたこの葉を揉むとハッカのような爽やかな香りがします。
1,605年に噴火した八丈富士の溶岩の痕跡を足元に観察し、宇喜多秀家と豪姫の想いに心を馳せました。
その後、名古の展望に寄ってから夕方のポットホールを散策しました。
帰りにふれあいの湯で一日の汗を流すことができました。
今日は一日エコツアーにご参加頂きまして、ありがとうございました。
お話を伺う内にお客様の優しさが滲まれていて、とても心が癒された一日になりました。感謝申し上げます。
また八丈島にいらっしゃることがございましたら、お声掛け頂ければ嬉しく思います。
また八丈島へおじゃりやれ〜!本当にありがとうございました。