前日の大雨の影響がどれくらい残っているのか心配な朝でしたが、観天望気では八丈富士が見えていました。
午前中は細かい雨雲が通過する時間があり小雨も降りました。
この日は幸いお昼過ぎからのご予約で、八丈富士コースを開催しました。
日の入り時刻が16:36でした。日が暮れる前に下山出来るようにお客様に少しスタートを早くして頂きました。
八丈富士登山口では、土砂がかなり流れてきていました。
毎年続いているこの状況を町役場でも重く受け止めているのですが、国立公園の規定と予算の問題が課題です。
登山道では、明日葉の種が落ち始めていて、冬苺の実がついていました。
イズノシマダイモンジソウは、標高550m位の登山道でも見られるようになりました。
ハチジョウアザミの花はその役目をほとんど終えようとしていました。
稜線まで登ってくると絶景のお鉢が目に飛び込んできました。
まずはお鉢巡りの注意点やその意味や目的についてご説明させて頂きました。
足元はぬかるんでいる場所が多くあることが予想でき、風もあったため、レインウェアの上下を着て出発しました。
足元では、ハチジョウアキノキリンソウ、ヤブコウジ(十両)、センブリ、ハチジョウギボウシの実、ハチジョウコゴメグサ、トゲナシサルトリイバラなどを観察できました。
八丈小島も小穴のヤマグルマも綺麗に見えていました。
どこかでヤタガラス(ハシブトガラスです:笑)が鳴いていました。神の使いだと感じました。
ナズマドでダイビングショップからザトウクジラの観測の知らせが入っていたので八丈小島と八丈島の間の海を探してみましたが、この日は見つけられませんでした。
無事にお鉢巡りを終えて、身も心も清めてから、いよいよ浅間神社の参道へ下りて行きました。
蛇苔やシュスランの葉やサルオガセや石斛などを観察できました。池塘は大雨の影響で水位が高かったです。
浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせることができました。ありがとうございました。
ガイドは撥ねてしまったかも知れないイタチの安否を祈りました。
本当にごめんなさい。近すぎて止まれませんでした。許して下さい🙏
下山後、イタチの姿はありませんでした。気絶しただけで生きていることを祈りました。
遠くからご来島頂きまして、ありがとうございました。
天気に恵まれて本当に良かったです。お客様の日頃の行いが良いことが感じられました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
八丈島の自然や歴史や文化などを色々とご説明させて頂きました。
また機会がございましたら、八丈島へおじゃりやれ〜!
季節の変わり目ですので、お身体を大事にされて、これからもお元気でお過ごし下さい。
ありがとうございました。