島中でザトウクジラが見られています。
この日もザトウクジラが見れたらいいな〜と思いながら半日エコツアー開催しました。
早速、ヤケンヶ浜から八重根の堤防の彼方にブローが上がるのが見えました!
ブローがいくつも上がり、複数頭いることが分かりました。
服部屋敷では、島の流人文化に触れる樫立手踊りや八丈太鼓を鑑賞できます。
島人は流人を快く受け入れて来ました。港では太鼓を打ち鳴らして流人をお迎えしていたそうです。
江戸時代、本土に行くことが中々叶わなかったため、本土の話や知恵を共有して欲しい訳です。
港に着くと歓迎してくれる島民の優しさに触れ、こんな流人にも情けをかけてくれるのか。。。ということで「情け嶋」と呼ばれるようになりました。
島人は流人を差別することなく、各部落で一緒に仕事を頑張ろうよ!と受け入れてきたのです。
八丈太鼓の音を聴くたびに心に響きます。今日も感激の涙を誘うのでした。
黄八丈染め元のめゆ工房では、黄八丈について学ぶことが出来ます。
江戸時代、幕府に年貢として納めて来た黄八丈ですが、一千年以上前から八丈島は絹の島でした。
平安時代に八丈絹を争って、北条が5代百年に渡って八丈絹を支配して来ました。
八丈桑があったため、蚕を飼っていたのです。
今では桑が少なくなり群馬県の富岡製紙工場の近辺から仕入れていますが、島のスダジイとタブノキと小鮒草で染めています。人口減の時代に伝統文化を長く残していくことが課題です。
ポットホールでは、苔類やシダ類が多く観察できます。
コウズシマクラマゴケ、蛇苔、ヒノキゴケ、スダジイ、アオノクマタケラン、アリドオシ、薮椿、明日葉などを観察しながら、空気の美味しい森を散策しました。
登龍峠からは、少し重たい雲が見えましたが、八丈富士や八丈小島が見えていました。
ザトウクジラがこの大海原を泳いでいることを想像しながら眺めました。
街中の空き地でブッドレア(フサフジウツギ)の紫の花が風に揺れていました。
今日は半日エコツアーにご参加頂きまして、ありがとうございました。
八丈島の歴史や文化や自然に短い時間に触れて頂けたのではないでしょうか?
また機会がございましたら、八丈島へおじゃりやれ〜!ありがとうございました。








