◉一日エコツアー(八丈富士コース含む)開催

前日の天気が悪天候で船も飛行機も全便欠航していたので、この日はどうなるか心配でした。
幸い風が収まりましたが、気温は低く、朝はパラパラと霰も降っていました。
三原山に行こうか八丈富士に登ろうか悩んだのですが、遠くから来て頂いたゲストの気持ちを想うとやはり八丈富士に登ることにしました。

登山道から見上げると青空が広がり、鶯が鳴いていました。
足元は前日の大寒波の影響もあり、霰と雪が混ざって降り積もっていました。
それでもスミレの花を見つけたり、額紫陽花の新芽に気持ちがホッコリしたりしました。

稜線まで登ってくると御蔵島と三宅島が遠くに見えていました。空気が澄んでいる証拠です。
風は穏やかでしたが小雪と霰が混じったものが降って来ました。
山頂までは行けそうだと判断して、お鉢巡りの目的や注意点をご説明して稜線を歩き始めました。
時折少し強い風が吹く時もありましたが、問題ありませんでした。

お陰様で山頂からは絶景の景色を望むことができました。
お接待のお菓子を食べたり、水筒で持参した温かい飲み物を飲んだり、それでも長居は寒くなるため早めに出発しました。
八丈小島を眺めながら歩を進めました。足元ではヤブコウジ(十両)やトゲナシサルトリイバラなどを観察。
小穴を覗き込むとブロッコリーのように見えるヤマグルマが風に靡いていました。
お鉢巡りの後半では小雪も舞う時があり、いつもより身も心も清められたように感じました。

浅間神社の山道傍では、池塘が凍っていました!山道も雪が残り、美しく幻想的な風情を醸し出していました。
シュスランやハチジョウオトギリや石斛、ハチジョウギボウシやサルオガセなどを観察できました。
雪が残る浅間神社はとても美しく、まるで木花之佐久夜毘売のよう。
感謝の気持ちを込めて手を合わせることができました。
ツルリンドウの赤い実やカンスゲの花芽がとても可愛かったです。

無事に下山するとふれあい牧場でランチを頂きました。
牧場では晴花日の名前から取った「晴花」という名前の子牛がお母さん牛のお乳を美味しそうに吸っていました。平和な風景に癒されます。
遠くに青ヶ島を眺め、振り返ると今登ってきた八丈富士が青空の下に鎮座していました。

山から下山して、フリージア畑の入り口に咲いている寒桜を見に行ってみました。
寒い中、ピンクに咲き誇っている寒桜に心を打たれます。
木花之佐久夜毘賣の語源は、「桜の花」とされてます。とても美しいのですが、儚い命だったからです。

夕日が沈もうとする南原千畳岩海岸は、北西の風の影響で海は時化ており、波飛沫が高く上がっていました。
ザトウクジラのブローがあちこちに上がり、その都度指差しました。
ゲストもようやく見ることが出来て一安心。宇喜多秀家と豪姫もビックリするほど右にも左にも正面にもザトウクジラのブローが上がっていました。

長友ロードを経由して、ホテルにお送りしました。

今日は遠く関西の地から八丈島へ島旅に来て頂いたゲストご夫婦の優しさにとても癒されました。
本当にありがとうございました。感謝申し上げます。ありがとうございます。
モンベルのサイトを見て晴花日のご予約を頂いたと伺い、とても嬉しく思いました。
これからも健康と安全第一で長く山歩きを楽しむことが出来ますように、お祈りしております。
また季節を変えて八丈島へおじゃりやれ〜!感謝感謝の一日になりました。ありがとうございました。

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