前夜から朝方まで寒冷前線が通過し嵐の夜でしたが、朝7時には雨が止み、この日の天気は回復傾向でした。
北西の風が強く地上で10〜12m、山の上では15m以上の風が吹いていました。
この日は八丈富士コースのご予約でした。天気を見ながらゆっくりスタートしました。
登山道入口ではオオシマカンスゲの花穂が可愛く咲いています。
鶯やシジュウカラの声が聴こえていました。フユイチゴはもう赤い実が残っているものは見当たりません。
稜線まで登ってくると強風が吹いていました。お鉢の中に映る雲の影が忙しげに足を速めていました。
まずは山頂を目指しましたが、爆風で匍匐前進でした。
足元にはヤブコウジ(十両)の赤い実が柘植の林の下で風を避けているようでした。
寿限無の話などをしながら、なんとか山頂まで辿り着けたのですが、かなり厳しい爆風です。
ゲストとお話してここで引き返すことにしました。無理しないのが登山では正解ですね。
這うように稜線分岐まで戻ってきました。
絶景の景色と風に懺悔懺悔、六根清浄。お陰様で身も心も清められました。
お鉢の中に下りていくと風が穏やかになりました。
浅間神社の参道傍の池塘では、ニホンアカガエルの卵が産み付けられていました!
ニホンアカガエルも立春を過ぎていつ産もうか頃合いを見ていたのかも知れませんね。
シュスランやハチジョウオトギリやサルオガセなどを観察。
無事に浅間神社で木花之佐久夜毘売に手を合わせることができました。ありがとうございます。
無事に下山すると14時でした。
ふれあい牧場では、晴花日の名前から取った「晴花」という子牛が母牛の「ともみ」の乳を吸っていました。
さっきまでの爆風の稜線とのギャップの平和な風景に癒されます。
ランチは、スーパーあさぬまでお弁当を買って、海を見ながら食べることにしました。
海は大時化で、ザトウクジラもどこにいるのか見つけることはできませんでした。
優婆夷宝明神社に参拝し、玉石垣を巡って、横間ヶ浦海岸で打ち寄せる白波に玉石が磨かれていました。
最後に強風の南原千畳岩海岸を散策し、大時化の海原を見つめる宇喜多秀家と豪姫の碑に心を馳せました。
今日は島民のためにお仕事でご来島頂いたゲストの明るい笑顔に助けられて、57歳の誕生日がとても幸せな一日になりました。感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また機会がございましたら、季節を変えて八丈島へおじゃりやれ〜!
その際は三原山の森や滝をご一緒に歩けたら嬉しく思います。
春はもうすぐです。お身体を大事にされてお過ごし下さい。
今日は一日ありがとうございました。























