朝からとても良い天気予報で、観天望気では八丈富士に少しだけガスがかかっている程度でした。
お迎えの八丈島空港では、釣り客が多く来島されていて、時間が掛かっていました。
登山口には多くの登山者の車が並んでいました。
10時に八丈富士登山口から登り始めると、直ぐにニオイウツギの可愛い花がみられます。
ニオイウツギはスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、花之咲き始めは純白ですが、徐々にピンク色に変わります。
登山道では、カジイチゴやハチジョウクサイチゴの実を頬張りながら、徐々に標高を上げていきます。
朝早く家路を立たれたお客様の多くは寝不足のことがあるため、呼吸を聞きながら小まめに休憩をとって登りました。
お鉢の分岐に出ると少し風がありましたが、視界も良く、多くの登山者が稜線を歩いているのが見えました。
ここ数日天気が良かったお陰で、稜線のぬかるみはほとんどありませんでした。
八丈小島もくっきり眺められ、お陰様で楽しいお鉢巡りをする事ができました。
浅間神社への参道脇にはセッコクが多くみられます。
八丈富士の火口内は、環境省が特別保護区域と定めて、一切の動植物の採取・損傷が禁止されています。
セッコクは貴重な蘭になりますので、みんなで大切に保護していく事が大事です。
登山道では珍しい昆虫「スジアオゴミムシ」を見る事ができました。
頭部と胸部が光沢のある銅色をしており、手足はオレンジ色で、関節は黒く、美しい昆虫です。
無事に下山後、石小屋でランチをしました。
南原千畳敷を経由後、晴花日の庭でパッションフルーツの受粉体験をして頂きました。
八丈島は、夏はパッションフルーツ、冬はレモンの栽培が盛んです。
パッションフルーツ（果物時計草）の花はとても美しいです。雄蕊を雌蕊に擦り付けて受粉を行います。
7〜8月に美味しい味がたくさん食べられますように。
玉石垣〜大阪の展望〜裏見ヶ滝〜足湯を巡って、夕方お客様を無事に宿泊先にお送りしました。
一日エコツアーにご参加頂きまして、ありがとうございました。
翌日も唐滝・硫黄沼コースのご要望をいただき、感謝申し上げます。
日頃の多忙な毎日の疲れを癒して、のんびりした島の時間を満喫されて下さい。
明日も宜しくお願い致します。
