梅雨入りして毎日湿度100%の八丈島です。中々山に登れない日々が続いています。
今朝は梅雨の晴れ間が少しだけ出たので、海辺へ散歩に行ってみました。
晴花日の庭では、八重のクチナシの花が芳香な香りを放っています。
ヤマトシジミがアレチハナガサの蜜を吸っていました。
ハナオニグモと思われますが、8つある背中の点は黒くはありませんでした。まだ幼いのでしょうか。
アオノクマタケランの花が林の樹々の下で可愛らしく咲いています。
ランと付きますが蘭ではありません。ショウガ科種子や根茎は胃腸薬になります。
ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)は金平糖のようで可愛いですが、
茎に下向きの棘があり、この棘で継子の尻をガリガリしたら、さぞ痛いでしょう。
テイカカズラはちょうど今が季節です。
小倉百人一首にも唄を詠んでいる藤原定家が式子内親王を好きすぎて、
式子内親王の墓石にも絡みついていたためこの名前がついたそうです。
明日葉畑の脇にはオオバヤシャブシが植えられていることがあります。
これはオオバヤシャブシが根に窒素を溜める習性があり、明日葉がよく育つからだそうです。
ボタンボウフウはセリ科の多年草で、血糖値を下げる効果から与那国島や喜界島産のサプリメントが売られています。
サフランモドキでしょうか?ゼフィランサス(タマスダレ属)は、レインリリーと呼ばれ雨の後に開花します。
浜辺ではネコノシタが伸びて黄色い花を群生させています。
ハマオモト(ハマユウ)の香りも良い香りです。コルクのような実ができて、波に浮き、子孫を遠くへ運びます。
こに時期一番色っぽいのはハマナタマメ。桃色の鉈(なた)のような花が美しいですね。
種子は波に乗って、遠くへ運ばれていきます。
ハマナデシコはピンクと白花があります。この日は両方並んで咲いていました。
スカシユリがたくさん咲いていたので、たくさん写真をアップさせて頂きました。
オレンジ色だけでなく黄色のものもあります。
伊豆諸島の他の島々では、八丈島よりも群生している島もあるようです。
四年ほど前に訪れた新島や神津島では多くみられました。
アガパンサスもシーズン真っ盛りです。
6月の梅雨時期の八丈島は、山登りをしなくても花々を楽しむことができます。
ご一緒に花を探しに行きませんか?
花好きの方はお気軽にご連絡下さい。