◉唐滝・硫黄沼コース開催

今日はもう春ですね〜!春!春!春が来ました!
ポカポカと暖かく雲ひとつない晴天の青空です。
絶好の山日和です!
なんだかルンルンしてしまいます(笑:ガイドは男子ですが…)

今日は、唐滝・硫黄沼コースを開催しました。
お客様とお会いしてお話すると、昨年から八丈島に通い始めたそうです。
八丈島ファンが増えて嬉しいですね〜。
今までは天気が良くなかったそうですが、今回はこれ以上無い晴天です。

唐滝駐車場で登山届を八丈島警察署に出して、簡単に準備体操をして歩き始めると、
すぐにロベ畑が唐滝川の対岸に見えてきます。
八丈島の園芸品種で一番売り上げがある植物です。
島のロベのお話をさせて頂きながら、登山道を登っていきます。

鶯が鳴き、木漏れ日が森に溢れます。
足元にはスダジイのドングリが落ちています。
センニンソウの花の後が可愛いかったですね。
ヤブツバキの花やヤブコウジの実やシマテンナンショウ(マムシグサ)が見られました。
なんだかとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

硫黄沼は、雲一つない青空の下で深緑色に輝いていました。
今日の硫黄沼はここ数年で一番美しかったので、帰りにも寄ってしまいました。

唐滝の空にも青空が広がっていました。
高村光太郎の「智恵子抄」では「あどけない話」という智恵子の空の話がありますが、
ガイドの空は、ここ唐滝から見上げる空なのではないか?と思うことがあります。
雲一つない青空が唐滝の上に広がっているとそう思うのです。

◉智恵子抄 あどけない話
◉著者:高村光太郎

 智恵子は東京に空が無いといふ、
 ほんとの空が見たいといふ。
 私は驚いて空を見る。
 桜若葉の間に在るのは、
 切つても切れない
 むかしなじみのきれいな空だ。
 どんよりけむる地平のぼかしは
 うすもも色の朝のしめりだ。
 智恵子は遠くを見ながら言ふ。
 阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
 毎日出てゐる青い空が
 智恵子のほんとの空だといふ。
 あどけない空の話である。

下山前に三原山の神々とラカにオリを唱えて、心から感謝の気持ちを捧げました。
本当にありがとうございます。

午前中だけでしたが、お客様と楽しい会話をしながら、山歩きができました。
お客様にも心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

お客様は午後はホエールウォッチングに行かれるとのことでした。
夕方、ダイビングショップ「アルケロン」のブログでは、
八重根の水中でザトウクジラと出会ったブログが上がっていました。
きっとお客様もザトウクジラに出会えたのではないか?と思われます。

八丈島は山も海も美しい自然に恵まれています。
ぜひまた八丈島へいらっしゃることがありましたら、ご連絡頂ければ嬉しく思います。
また八丈島へおじゃりやれ〜!ありがとうございました。

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