この日は、南大東中学校の生徒達と引率の先生方及び教育委員会の方、そして添乗員の方がご来島頂きました。
天気が心配でしたが、夕方18時位から雨が降り始める予報で、八丈富士に登ることができました。
南大東島の開拓は、八丈島の開拓者「玉置氏」が1900年1月23日に始めたようです。
南大東島のホームページをご参照下さい。
それ以来、南大東島と八丈島の繋がりは深く、100年の歴史を越えてお互いの島民が遥か海を越えて交流してきました。
今年は17名の生徒さんと4名の先生と1名の教育委員会の方、そして添乗員の方がご来島されました。
心より感謝の気持ちを持って、ガイドをさせて頂きました。
ふれあい牧場で合流して、八丈富士登山口で八丈富士のお話と準備体操をして出発です。
朝は晴れていたのですが、午後からガスが上がってきていました。
湿度は高く、ガスが覆い、風がありました。
登山道傍では、ガクアジサイやラセイタタマアジサイ、明日葉やネジバナ、シマヤマブキショウマやハチジョウショウマ、シマホタルブクロやカキラン、ウラジロやオバヤシャブシ、虎杖などを観察できました。
時鳥や鶯の声に助けられ、全員無事に稜線へ登ってきました。
ガスで稜線やお鉢の中は何も見えませんでした。風もそこそこにありました。
先生とお話して、お鉢巡りの注意事項をご説明させて頂き、様子を見ながら山頂を目指すことにしました。
南大東島の中学生にとっては、こんな経験は中々出来ないことです。
安全第一で山頂まで全員登る事が出来ました。ありがとうございました。
ガスと強風、時間の問題でこの日はお鉢巡りは断念し、山頂から戻り浅間神社へ。
稜線のぬかるみにイタチの足跡を見つけました。
イタチも稜線まで登ってくるのです。
浅間神社の参道では、キツネノボタンやイタドリ、ハチジョウアザミ、シマテンナンショウ、サルオガセや池塘などを観察しました。
全員で浅間神社で木花之開耶姫に手を合わせてることが出来ました。
本当に嬉しく思いました。木花之開耶姫も喜んでくれたことと思われます。
ありがとうございました。
小穴の中はガスで何も見えませんでした。
鬼滅の刃に出てくる伊黒小芭内は、八丈富士出身だそうです。
浅間神社か小穴の中で生まれたと想像されます。
ヤマグルマは見えませんでしたが、ガスの中で息吹を感じることが出来ました。
南大東中学の子供たちは、とても元気です。
ガイドを「はじめちゃん!」と気軽に読んでくれて、とても嬉しく思いました。
楽しい話をたくさん聞かせてくれました。ありがとうございました。
ふれあい牧場まで下山して、みんなで集合写真を撮った時には感謝の笑顔だけでなく、本当は泣きそうでした。
嬉しかったのです。
明日は東京観光をされるとのこと。くれぐれも体調と健康に気をつけて、楽しい旅になりますように!
そしてこの体験が未来に生きてくることを祈っております。
ご来島頂きまして、ありがとうございました。
また来年も宜しくお願い致します。